世界をかけめぐる。

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読めばファンになるはず!おすすめの作家で読書しよう。

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読書してますかー?この世には星の数ほど作家さんがいます。それだけいれば名前は聞いたことあるけど作品は読んだことない作家、名前すら知らなかった作家がいるはず。今回は絶対おもしろい!おすすめの作家(というか自分の好きな作家)を紹介していきます。もし気になった作家さんがいたらぜひ読んでみてください。そしてファンになってくれたら嬉しいです。

 

※この記事は随時更新していきます。

 

絶対おもしろい!おすすめの作家を27人紹介していきます。日本のエンタメ作家、純文学作家、海外の小説家まで!

 

エンタメ小説家編

 

乙一(中田永一、山白朝子)

短編を中心に書かれている小説家です。乙一さんの作品はどれもおもしろくハズレがありません。キュンとする物語から切ない物語、ミステリー、はてはエグいホラーな話まで。幅が広いです。しかも発想豊か。普段、本を読まないかたでも楽しめます。一度読んだら乙一ワールドにハマること間違いなし!のおすすめ作家さんです。

 

主な作品

ZOO、失はれる物語、GOTH、箱庭図書館、くちびるに歌を、百瀬、こっちを向いて。、死者のための音楽

 

 

森見登美彦

多くの作品が映像化されている小説家、森見登美彦さんです。小説を読んで笑ったのは彼が初めてです。まじめな話も書きますが、森見さんの真骨頂はヘタレ大学生。ヘタレ大学生を主人公にした作品はとても笑えます。映像化された「四畳半神話体系」はおもしろいのでぜひご覧になってみてください。下にYouTubeをはりつけておきます。

 

主な作品

太陽の塔、四畳半神話体系、夜は短し歩けよ乙女、有頂天家族、ペンギン・ハイウェイ、夜行

 


The Tatami Galaxy - Episodio 1 - Sub Español

 

 

伊坂幸太郎

こちらも多くの作品が映像化されている小説家、伊坂幸太郎さんです。人気の作家さんなので何冊か読まれたかたはいらっしゃるかと思います。とにかく伏線のはりかたと回収が秀逸。物語のあちこちに散りばめられた伏線がラストに向かって回収されていくストーリーは本当におもしろいです。それだけじゃなく、キャラクターも抜群におもしろい。多くの作品を生み出している人気のミステリー作家さんです。

 

主な作品

重力ピエロ、フィッシュストーリー、ゴールデンスランバー、アヒルと鴨のコインロッカー、死神の精度、チルドレン、アイネクライネナハトムジーク

 

 

朝井リョウ

青春小説を得意としている直木賞作家。男性受賞者では最年少で平成生まれ初の受賞者です。どの作品も瑞々しい文体で書かれています。朝井さん独特の比喩表現があっていいですね。「桐島、部活やめるってよ」「何者」「チア男子!!」「武道館」は映像化されています。これからも楽しみな作家さんです。

 

主な作品

桐島、部活やめるってよ、チア男子!!、何者、もう一度生まれる、少女は卒業しない、武道館

 

 

和田竜

時代小説の作家さんですが、従来の時代小説とは異なる新しい時代小説を書いています。そのストーリー構成はハラハラドキドキ。キャラクターは個性があって魅力的です。作品数は少ないですが、どれもおもしろい!「のぼうの城」と「忍びの国」は映画化。「村上海賊の娘」は本屋大賞を受賞しています。

 

主な作品

のぼうの城、忍びの国、小太郎の左腕、村上海賊の娘

 

 

百田尚樹

「永遠のゼロ」や「海賊とよばれた男」などが映画化されています。2013年には「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞。彼の作品はどれも読みやすく、すぐ物語に入り込めてページをペラペラとめくってしまいます。もちろんストーリー構成もしっかりしているので最後まで飽きることがありません。

 

主な作品

永遠のゼロ、BOX!、モンスター、海賊とよばれた男、フォルトゥナの瞳

 

 

吉田修一

数々の文学賞を受賞し、多くの作品が映像化されている作家さんです。純文学のような作品もありますが、ポップなエンタメ作品もあるバラエティ豊かな作家。吉田さんは「人間」を描くのがすごいうまいと思います。人間がもつ感情を深く深く突き詰めていて、おもしろいです。

 

主な作品

最後の息子、パーク・ライフ、パレード、さよなら渓谷、悪人、横道世之介、怒り

 

 

滝本竜彦

元ひきこもりというだけあって内容は自虐的な感じですが、たまにはこういう作家さんもいいのではないでしょうか。NHKの略が日本ひきこもり協会というのにはちょっと笑いました。ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂは映画化されています。その主題歌の「BE FREE」のPVがかっこいいのでYouTubeをはりつけておきます。

 

主な作品

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ、NHKにようこそ!、超人計画


GReeeeN - BE FREE

 

 

東野圭吾

紹介するまでもない有名な作家ですね。数々の文学賞を受賞し、小説の多くが映画化やドラマ化されています。作品数はとても多く、どれから読んでいいのか分からないほどです。しかし、どれを読んでもおもしろい!巧みなストーリー構成は秀逸です。

 

主な作品

容疑者Xの献身、白夜行、幻夜、手紙、流星の絆、秘密、新参者、探偵ガリレオ、夜明けの街で、ナミヤ雑貨店の奇蹟

 

 

宮部みゆき

僕が読書好きになるきっかけとなった作家さんです。模倣犯がすごくおもしろくて、ハードカバーの分厚い本だったのにもかかわらず一気に読んでしまいました。数々の文学賞を受賞し、ミステリーだけでなく時代小説やファンタジー小説も書くバラエティ豊かな作家さんです。

 

主な作品

模倣犯、魔術はささやく、龍は眠る、火車、理由、レベル7、ソロモンの偽証

 

 

西加奈子

2015年に直木賞を受賞した女性作家。西さんが書くキャラクターはどれもリアリティがあって人間味あふれていて愛着がわきます。中でも「漁港の肉子ちゃん」に出てくる肉子ちゃんはかなりインパクトがあっておもしろいです。西さんのようにここまで個性あふれるキャラクターを生み出せる人はなかなかいないのではないかと思います。

 

主な作品

あおい、さくら、きいろいゾウ、窓の魚、うつくしい人、ふくわらい、漁港の肉子ちゃん、サラバ!

 

 

沼田まほかる

いわゆるイヤミス(イヤな後味の残るミステリー)を書く女性作家さんです。僧侶であり、56歳という年齢でデビューした異色の作家さんでもあります。作品数は少ないですが、どの作品も最後まで一気に読ませてしまう力と読みやすさがあります。ちょっと刺激が欲しいかたにはおすすめです。

 

主な作品

九月が永遠に続けば、彼女がその名を知らない鳥たち、猫鳴り、アミダサマ、痺れる、ユリゴコロ

 

 

辻村深月

2012年に直木賞、2018年に本屋大賞を受賞している女性作家さんです。作品数はとても多いですね。透明感のある文体で読みやすいです。初期のころのミステリー小説がおもしろくて夢中になって読んでいました。「ハケンアニメ!」などお仕事小説もおもしろいです。

 

主な作品

冷たい校舎の時は止まる、名前探しの放課後、凍りのくじら、ツナグ、鍵のない夢を見る、島は僕らと、ハケンアニメ!、かがみの孤城

 

 

万城目学

摩訶不思議な世界を書く作家さんです。それはタイトルにも表れていて「鴨川ホルモー」や「偉大なる、しゅららぼん」など独特なタイトルにもなっています。内容は荒唐無稽な感じのものばかりですが、ストーリーやキャラクターがしっかりしていておもしろいです。なにより万城目さんの発想力にはアッパレですね。

 

主な作品

鴨川ホルモー、鹿男あをによし、プリンセス・トヨトミ、偉大なる、しゅららぼん、とっぴんぱらりの風太郎

 

 

純文学作家編

 

 

 村上春樹

紹介するまでもないかもしれません。日本で最も有名な小説家といっても過言ではないかと思います。ノーベル文学賞関連でよくニュースに出てますね。ハルキストという熱狂的なファンがいたりします。そんな村上春樹さんですが、独特な比喩表現があったりして苦手なかたも結構いらっしゃるようです。でも、そこがいいんです!

 

主な作品

風の歌を聴け、羊をめぐる冒険、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド、ノルウェイの森、ねじまき鳥クロニクル、海辺のカフカ、1Q84、騎士団長殺し

 

 

 村上龍

文圧がものすごい作家さんです。文字が襲いかかってくるかのような感じ。そのためか村上龍さんの本を読了するとなんだか達成感がわいてきます。数々の文学賞を受賞。独特の世界観を持っていますし、本当に文を書くべくして生まれた天才だななんて思ってしまいます。

 

主な作品

限りなく透明に近いブルー、コインロッカー・ベイビーズ、愛と幻想のファシズム、五分後の世界、インザ・ミソスープ、69、希望の国のエクソダス

 

 

 中村文則

日本だけでなく、海外でも評価されている作家さんです。最近では映画化もよくされています。暗めで陰鬱な小説が特徴的。しかし、そこがよくてこのような作品を書けるのは中村文則さん以外にはいません。芸能界にもファンが多いようですね。

 

主な作品

銃、遮光、土の中の子供、悪意の手記、掏摸、悪と仮面のルール、去年の冬、きみと別れ、教団X、R帝国

 

 

 村田沙耶香

2016年に「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した女性作家。独特の世界観をお持ちの作家さんです。特に「殺人出産」や「消滅世界」は不思議な世界を描いており、おすすめです。自分の中にある常識が覆されるかもしれません。

 

主な作品

授乳、ギンイロノウタ、しろいろの街の、その骨の体温の、殺人出産、消滅世界、コンビニ人間

 

 

 綿矢りさ

 高校在学中「インストール」でデビュー。さらに大学在学中「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞している女性作家。受賞当時は19歳という若さであり、「蹴りたい背中」はベストセラーとなりました。人の心情を繊細に描写した文体は読んでいておもしろいです。最近では「勝手にふるえてろ」が映画化されているのでそちらも必見です。

 

主な作品

インストール、蹴りたい背中、夢を与える、勝手にふるえてろ、かわいそうだね?、ひらいて、憤死

 

 

 安部公房

海外でも高く評価され、ノーベル文学賞に近いといわれていた作家。数々の文学賞を受賞しています。彼の作品は奇妙かつ、難解です。そこがおもしろいのですが、読書に慣れた人、上級者でないと途中で投げ出したくなるかもしれません。東京大学医学部出身という宇宙人並みの頭脳の持ち主です。

 

主な作品

壁、砂の女、他人の顔、箱男、密会、R62号の発明、第四氷河期、無関係な死

 

 

海外作家編

 

 

 フョードル・ドストエフスキー

日本だけでなく世界に影響を与えたロシアの文豪。黒澤明、手塚治虫、村上春樹など多くの著名人が影響をうけたそうです。ドストエフスキーの小説はかなり分厚いですし、難解なので上級者向けかもしれません。ですが、「人間とはなにか」について学べます。

 

主な作品

カラマーゾフの兄弟、罪と罰、白痴、悪霊、未成年、地下室の手記

 

 

トルーマン・ カポーティ

「ティファニーで朝食を」が有名なのではないでしょうか。あの村上春樹さんが影響されたという早熟の天才です。ゲイを公言するなど変わり者だったという話。彼の作品の中でも「冷血」はノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り開きました。「冷血」はとてもおもしろいのでおすすめです。

 

主な作品

遠い声 遠い部屋、夜の樹、草の竪琴、ティファニーで朝食を、冷血

 

 

アーネスト・ヘミングウェイ

1954年にノーベル文学賞を受賞したアメリカの作家。ハードボイルド系の小説で、男の中の男を感じます。それはヘミングウェイが戦争を経験した影響なのかもしれません。海外文学の中では比較的シンプルなので読みやすいです。

 

主な作品

日はまた昇る、武器よさらば、誰がために鐘は鳴る、老人と海

 

 

チャールズ・ブコウスキー

酒、ギャンブル、女、職を転々。異色の経歴をもつ、かなりパンクでアウトローな作家です。それは文体にも表れていて、乱暴できつい口調です。しかし、それが彼の魅力でもあり、おもしろいところです。たまには絶望的で乱暴的で荒廃的で卑猥的な作家もいいものです。

 

主な作品

町でいちばんの美女、ありきたりの狂気の物語、勝手に生きろ!、くそったれ!少年時代、パルプ、死をポケットに入れて

 

 

リチャード・ブローティガン

 小説というよりかは詩に近い感じです。とても幻想的で新感覚を味わえます。ひとつひとつの章が短いのですぐ読めてしまいます。日本の文学ではなかなか出会えないこの感覚。リチャード・ブローティガンにはまってしまうかもしれません。

 

主な作品

アメリカの鱒釣り、西瓜糖の日々、芝生の復讐

 

 

F・スコット・フィッツジェラルド

「グレート・ギャツビー」で有名ですね。「グレートギャツビー」は20世紀最高の文学と呼ばれています。そんな文学を生み出した天才フィッツジェラルド。後世の作家に多大な影響を与えた通り、彼の小説はザ・文学という感じがしますし、大人の小説です。ワインでも飲みながら読んだらさらにおもしろくなるかもしれません。

 

主な作品

グレート・ギャツビー、夜はやさし、マイ・ロスト・シティー、ベンジャミン・バトン数奇な人生、冬の夢

 

 

サン=テグジュペリ

 パイロットとしても活躍していたフランスの作家。有名なのは「星の王子さま」ですね。あの宮崎駿さんはサン=テグジュペリの長年の愛読者なんだそうです。サン=テグジュペリの小説を読むと、生きる希望がわいてきます。

 

主な作品

星の王子さま、夜間飛行、人間の土地

 

 

最後に

気になった作家はいましたでしょうか。もしいたら、主な作品の中から読んでみてください。そして気に入ったら、2冊、3冊と読んでいただけたらと思います!